Illustration Line
社会と結びつく
イラストレーションとは
私たちは多くの情報を視覚的に捉えています。
そして情報発信の手立てのひとつに、イラストレーションがあります。
例えば物語を視覚的に伝える挿絵や、情報を整理に役立つ図解や図説など
伝えるべき情報を、絵ならではの興味深く新鮮な表現で、
親しみやすく、そしてわかりやすく伝える手段がイラストレーションなのです。
他者からも必要とされるスタイルを。
ラインでの学び
イラストレーションラインは、"絵で何かを表したい"というモチベーションを、
"絵でいかによく伝えるか"へ伸ばしていく課程です。つまりよく伝わる絵を描くための学習をするわけですが、
この"よく"というところが問題で、描写の基礎を固める、題材を調べる、描き方を見つける......、
"よく"の意味がわかってくるまでには相応の時間が必要です。
そしてよく伝わることでどんな目的が達成できるのか、その手応えを楽しむことができます。
イラストレーションラインの科目は、主にビジュアルデザイン科(3年制学科・2年制学科)に配当されています。
学びのポイント
デッサンなどの基礎的造形を学んで描写力の柔軟性を身につける
画材の特性や目的のための企画力などを課題を通して学ぶ
クライアントの要望に応えられる実践力を養う
新鮮で有用な
イラストレーション能力
情報をわかりやすく伝えることができるイラストレーションの力は、実践の現場においても確実に必要とされています。
クライアントが求める情報の整理や発信を「ならでは」の切り口から行うこと、それこそがまさに今、社会から有用とされている「イラストレーション能力」なのではないでしょうか?
作品紹介
「長野赤十字病院ふれあい祭り」ポスター
長野赤十字病院が主催する「ふれあい祭り」における広報物のキービジュアルを、イラストレーションで提案しています。主にポスターやフライヤーのビジュアルとして採用され、「ふれあい祭り」の広報の一端を担いました。
学生の声
誰に、どう見てもらいたいか
考えるきっかけになりました。
イラストレーションラインゼミで図鑑を制作しました。製本作業の工程を一から学び、テーマに合うような構成や素材の検討など、普段は意識しないような観点から制作に臨むことができました。
最初は自分の意図ばかりが先行してしまい、受け手の反応を考えられていませんでしたが、講師の先生とのやりとりを通して「誰に、どう見てもらいたいか」を気づくことができました。
言葉でも作品でも、人に伝わる表現ができるように心がけていきたいです。
社会に出て働くにあたって
重要なスタンスとスキルを磨けました。
1年次から続けて履修したイラストレーショゼミ。図鑑の制作は、いかに締め切りに間に合うよう計画的にできるかという「時間」との戦いでした。その中でも制作物のクオリティには妥協しないよう取り組みました。
結果的にデザインソフトの技術力向上にもつながり、これから社会に出て働くにあたり重要なスタンスとスキルを磨くことができたと思います。