Design Line
社会に必要な
デザイナーの仕事とは
デザインは見た目にきれいなモノをつくることだけでなく、周りを巻き込むコトを起こす仕事です。
情報を整理して端的な表現で発信する、社会の問題を解決に導く、埋もれている価値をフィーチャーする。
こうした力を発揮するデザイナーこそが、わたしたちの社会にとって必要とされるクリエイターなのです。
ラインでの学び
デザインラインの特徴のひとつにベーシックステージ(基礎の課程)の「レタリング」があります。
この学習は時代を超える普遍的なデザインセオリーを学べるデザインワークには不可欠なトレーニングですが、
残念ながらデザイン学科を持つ教育機関では行っていない所も少なくありません。
ゼミでの「PBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)」は、実際に社会と関わることができる実践学習です。
基礎的なデザイン力の習得、そして実際のデザインワークの手応えから、本来あるべきデザインの精神をつかんでいきます。
デザインラインの科目は、主にビジュアルデザイン科(3年制学科・2年制学科)に配当されています。
学びのポイント
レタリングにはデザインの造形基礎の全てがあると言ってもいいほど
デザインの現場につながるキャンパス環境が個々の情報デザインスキルを養う
PBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)で 実践力を身につける
社会に必要とされる
デザインマインドを養う
それぞれのプロジェクトにはグループ単位で挑みます。
第一線で活躍する講師がゼミでの活動をサポートするため、着実に実践力を身につけていきます。
納品後も提案したデザインが本当に機能しているかを検証し、社会に必要とされるデザインマインドを養っていきます。
取り組んだプロジェクト
スコウを包もうプロジェクト
須高地域観光促進ツールを制作。須高地域を巡るのに役立つマップをデザイン。
旅のグッズとして、お土産などを包める風呂敷を、合わせて提案しました。
Foodiconプロジェクト
プロジェクト名「foodicon(フーディコン)」は、フード(Food・食べ物)をアイコン(Icon・記号)化するという造語。
料理に使われている食材が一目でわかる親しみやすいアイコンを開発しました。
長野県人権ポスターデザインプロジェクト
人権をテーマにした啓発ポスターを制作。
幅広い人権問題の中から「障害者の人権」、「SNSによる人権侵害」、「同和問題」、「外国人の人権」をテーマにさまざまなポスターを制作しました。
学生の声
デザイナーにとって重要な力が
身につきました。
これまでは個人で制作を行うことがほとんどでしたが、デザインラインの学びでは「チーム」で制作する場面が多く、私にはとても新鮮でした。
先輩や講師の先生、連携先の企業の方とのやりとりを通して、自分の意見を言う力がつき、何よりもデザイナーにとって重要な「何を伝えたいのか」を考える力が身につきました。これは個人の活動では決して学ぶことのできないものだったと思います。
グローバルデザインに挑みました。
私は宗教上の理由やアレルギーで特定の食材を食べることができない人のためのアイコン制作「フーディコン」に携わりました。
世界規模で用いられるアイコンなので、さまざまな用途、シチュエーションに対応できるデザインまでブラッシュアップする作業が難しかったです。
1年次をリードしながらチームワークで制作に臨む姿勢も養え、より実践的にグローバルデザインに挑むことができました。